「超」税金学

2003年 著者:野口悠紀雄 新潮社(宮城野図書館)

「超」税金学

「超」税金学

消費税を中心に、日本の税制を展望した本。『「超」納税法』の続編でこの本で「述べたように」が散見され最初にこの本を読むにはつらい。
低所得者に対する消費税の還付は、多段階課税が「インボイス」といわれる消費税の送り状を、日本では企業の納税番号が無いので困難であることから主張されたようだ。
また法人税が企業活動に中立的だと述べ、法人税減税の主張を経営者の錯誤が一因としているが、奇妙な気がする、別の要因が無ければ減税しないだろう。