戦前の少年犯罪

2007年 著者:管賀 江留郎 築地書館(宮城野図書館)

戦前の少年犯罪

戦前の少年犯罪

少年犯罪を、敗戦以前の昭和に限って事件のデーターを収録した本。
巻末の統計資料で少年に関して、少年刑法犯検挙人数、人口比当たりの少年刑法犯比率が、掲載されてる。昭和11年以前の少年のみの統計は、存在しないとのことで記載はない。検挙人数の解説を読むと、統計の数字の読み取りの困難さが判る。
興味を引いたのは、「戦前は女学生最強の時代」で、他の章と違いA級戦犯荒木貞夫を論じている部分だ。昭和という時代が始まりが、満州の権益を守る強行さを強めた時代であれば言及するのが当然なのだ。
参考URL:荒木貞夫 - Wikipedia