9.11 あの日を忘れない The Guys 2003年／アメリカ(太白図書館 VHS)

『エイリアン』のシガニー・ウィーバーが、9.11で夫を失った女性ジャーナリストを上手に演じている。ほとんど二人の会話だけの映画だが飽きなかった。

二人の会話だけの映画は、イングマール・ベルイマンの『ある結婚の風景』がある。

9.11で亡くなった消防士の話だ。クレジットに亡くなった300人以上の名前が流れた。たしか熊井啓の『黒部の太陽』でも工事で亡くなった方の名前がクレジットに流れた。今、見れないのが残念。
亡くなった8人の隊員の一人がアイルランド出身であることに誇りを持っていた。『ギャング・オブ・ニューヨーク』にもアイリッシュの消防士が出てくる。この映画は2002年の公開だが、WTCを捉えたロングショットがラストシーンである。

グランド･ゼロを、印象的の使っているのはスパイク・リーの「25時」だ、9.11以後の逃れようとしても逃れられない世界を効果的に描き出している。